看護師も心を痛める低所得者の医療事情

過去に2度の入退院をしその後約5年以上にも渡り通院を余儀なくされた為、予想を遥かに超えた医療費を負担する事になってしまいました…。

それ以前は、主に地元の内科や歯科に加え急な怪我や病気によりその他の科を受診していて、その中でも「健康保険証があっても高額だな…」と只でさえ感じていました。

約5年程前に原因不明の婦人科系の病を発症し、初めの内はクリニックを利用していたのですが様々な事情や容態が急変した事により止む無く大学病院へ緊急入院する事になりました。

緊急入院をするほんの少し前に、私を含む家族全員が父の知人の医療保険に加入していたのですが、毎月の保険料が高額で家計が厳しくなった為「暫くは家族の誰も入院までは無いだろう」と判断した父が知らぬ間に退会してしまっていました。そんな矢先に思いもよらぬ発症と悪化そして緊急入院になったので、止むを得ず約10万円もの入院費も全て自費になってしまいました。

私の持病があまり前例が無い程の重病だった事もあり、一度は退院したものの、その数ヶ月後に再び予想外の緊急入院をする事になってしまったのですが、その間も通院をしていたので医療保険に加入する事が出来ず、1度目の入院と同様に全てが自費になってしまったのです。そして更には再発を繰り返し中々病院から解放されず、気付けば約5年以上もの間大学病院へ通院をしていました。

重症だった事や薬物治療一つ取っても色々と試行錯誤を重ねた事や薬の副作用や併発による体調の悪化により、数ある殆どの科をはしごせざるを得なくなり、数え切れない程の検査を繰り返し、薬に関しては上限である1日に20錠もの処方薬を毎日服薬していました。

重症度や薬の量や種類を考えると仕方ないのかも知れませんが、その一件で初めて調剤薬局へ行った際に金額を見て愕然としました…。何故なら、1回に付き1万6千円以上も掛かったからです。

最初の内は少なくとも二週間に一度のペースで通院し途中から約5年間は月に一度のペースで通院をしていて、その度に高額な薬代が掛かっていましたし、それに加えて当然ながら診察料や検査料などが上乗せされていたので貯金が底を着くまでになってしまいました。ジェネリックに変更しても、トータル的に大差なかったので非常に厳しく状況へ陥りました。

高額医療費の払い戻しも雀の涙程度の金額しか頂けなかったので、言葉では言い表し難い程に肉体面だけでなく精神面においても相当追いやられてしまいました。
命に比べたら安いでしょうが、闘病生活の最中は仕事など以ての外であり人並みの生活を送る事さえままならぬ状態だった為、極限の節約生活をする羽目になったり、止むを得ない事情とは言え情けない限りですが両親から借金をするまでになってしまった為、何度も折れそうになった心や今にも倒れそうな体を必死に奮い立たせながら在宅ワークをし、少しずつ返済をしながらの生活を送る事になってしまいました。

この出来事を通して強く感じた事の一つは、一言で言えば未だ未だ世の中は弱者に厳しいと正直そう思い身を通して嫌気が差す程に痛感しました。只でさえ体の自由が利かず最低限の生活さえもままならず、誰一人として身寄りのいない患者の場合はそれこそ命にまで関わる決して軽視すべきではない非常に大きな社会問題であると思っています。

名古屋で派遣看護師として働いている友人がいますが、生活が苦しい人は、病気になっても受診料が払えないからと、病院にかからず悪化させてしまう方が多いそうで、救急車で緊急搬送されるケースが多いそうです。看護師として、複雑だと言っていました。お金がないから症状を悪化させてしまうなんて・・・【看護師 派遣 名古屋

薬一つ取っても、素人同然な私には把握し切れていない様々な医療業界や社会的な事情などがあるのでしょうが、只でさえ極限な状態にある患者を更に苦しめていると言っても決して過言ではないでしょう。少しずつでも医療費が軽減されたり医療保険のシステム改善など、患者やその家族などの負担が軽減される世の中を心底願って止みません。